Plage | inside story of plage

STORY.4

情熱を燃やす、生地選び

Plageの洋服つくりにおいて一番こだわっているのは、「生地選び」だと企画担当の塚原さんと小川さんは話します。
「30代中盤以降のお客さまが多いPlageは、他の人と違うものが欲しいけど、主張しすぎるのも違う。大人になると個性を出すのがむずかしいと感じているから‟生地で魅せる”アイテムに反響があります」

「これはブランドを続ける中でできてきたこだわりです。やはり大人の服だから安っぽく見えるのは避けたい。さらにほかとも被らないものをと追求していくと、別注して生地も色もつくるということが多くなりました。
PlageにはPlageでしか出会えない生地や色が多くあります。うれしいことにそれにお客様が気づいてくださるんです。こだわるけど、それを主張したり、接客で説明したりとかはあまりしないんです。でも、気づいてくれる。『Plageの生地ってなんか変わっていて面白いですよね』って言ってくださるんです。今では、お客様から生地に対する期待も感じるので絶対気をぬけない部分です。

日本で1、2台しかない織り機でつくる

シンプルな白いTシャツやカットソー。Plageのお客様にも好評で毎年数多くつくるアイテムです。そんなシンプルなアイテムも別注でつくることがあります。各スタッフが生地に対する想い入れが強く、話し合いながら生地を選んでいると、その結果日本に1、2台しかない織り機のものだったりしたことも(笑)。

それは決してめずらしいから選んだという理由ではないのですが、本当に良いと思えるものだったので一目惚れのような形で発注しました。Tシャツなどシンプルなアイテムにここまでするブランドは珍しいのではと感じています」

気づけばみんな生地マニア。

企画会議では、いつも半年先や1年先のことを話しています。
「沢山の生地を探し次シーズンの気分に合うものを選定するので、素敵な生地でもなかなか商品化できないこともあります。
いつかこの生地で作りたいとあたためて4年越しで商品化できたことも!(笑)」

「こだわっていると『高価なもの』というイメージがあるかもしれないんですが、高すぎてもだめなんです。例えば良い素材だからとカシミヤ100%でつくっても、『マダム感』が強すぎて、やたらエレガンスで日常着としては合わない。ある程度のカジュアルさが素材にもアイテムにもないと30代半ばの人には、老けちゃうんです。そのバランスは気を使いますね。」

「上質な素材にデニムを合わせたり、シャツを合わせるにもボタンを開けるとか、どこかでカジュアルダウンしながらバランスを取って素敵に着てほしいなと思います」。

大人になると選ぶ楽しさが広がる

こだわりの素材でつくられたベーシックアイテムは着心地もよくて、生地が良いので長く愛用できます。20代の頃には気づけなかった生地の魅力を知り、少し大人になった今では、生地で洋服を選ぶという知的な楽しさができます。ブランドの「命」だと捉えているPlageの生地を、店頭で体感してみはいかがでしょうか。

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